相続が発生してまず何をすればいい?初心者でもわかる最初の手続きと流れ

相続が起きたとき「何から始めたらいいの?」と悩むあなたへ

家族が亡くなった直後は、悲しみの中で気持ちの整理もつかないまま、次々と手続きの話が出てきますよね。

「相続って、まず何をすればいいの?」「期限があるって聞いたけど大丈夫?」と不安になる方も多いです。

でも、焦らなくても大丈夫。

最初にやるべきことは、「相続の全体の流れを確認すること」「役所での手続きを始めること」です。

順番を知っておくだけで、慌てずにひとつずつ進められますよ。

焦らず順番に進めるためのポイントをわかりやすく解説します。

目次

相続の流れを確認しよう|全体像をつかむことが第一歩

まずは、相続の手続きがどんな流れで進むのかを大まかに把握しましょう。

相続の手続きは、死亡届の提出から始まり、財産の名義変更や相続税の申告・納付までを含めると、おおむね10か月ほどの期間が目安になります。
(※相続税の申告・納付は、亡くなった日の翌日から10か月以内に行う必要があります。)

複数の複数の窓口でさまざまな手続きが必要になるため、まずは「相続の全体像」を理解しておくことが大切です。

全体の流れをつかんでおくことで、「今すぐやること」と「後からできること」を区別でき、次に何をすればよいかが自然と見えてきます。

相続の基本的な流れ(目安期間つき)

手続きの最初は、亡くなった日から7日以内に役所へ死亡届の提出から始まります。

1死亡の確認・葬儀の準備〜7日以内
2相続人の確認2週間〜
3遺言書の有無を確認2週間〜
4相続財産の調査1〜4か月
5遺産分割の話し合い4〜6か月
6名義変更・相続税申告4〜10か月
死亡の確認・葬儀の準備(〜7日以内)

死亡届を役所に提出します。火葬許可証の申請・発行もこの時点で行います。

相続人の確認(2週間〜)

戸籍を取り寄せ、誰が相続人になるかを確かめます。

遺言書の有無を確認(2週間〜

故人(亡くなった方)が遺言書を残していないかを確認し、見つからない場合は家族や信頼できる方にも聞いてみましょう。

相続財産の調査(1〜4か月)

預金、不動産、保険などをリストアップ。負債があるかも確認します。

遺産分割の話し合い(4〜6か月)

相続人全員で分け方を決め、合意書(遺産分割協議書)を作成します。

名義変更・相続税申告(4〜10か月)

不動産や預金の名義変更、相続税の申告・納付を行います。

このように、相続は「約10か月以内に終える」手続きが多いですが、最初の1〜2週間でやるべきことは限られています。

次で、その「最初にやること」を見ていきましょう。

相続が発生して最初にやることは「役所の手続き」

相続の最初のステップは「役所に行く」ことです。

特に、葬儀の前後で「死亡届」「年金」「保険」など期限がある手続きから忘れずに行いましょう。

1. 死亡届の提出(7日以内)

  • 提出先:亡くなった方の住所地または死亡地の市区町村役場
  • 提出者:ご家族(通常は喪主)
  • 必要なもの:医師の死亡診断書

この届出をすると「火葬許可証」が発行され、葬儀が行えるようになります。

2. 公的手当・年金などの停止や申請

  • 「年金受給停止届」を年金事務所へ提出
  • 「健康保険証」や「介護保険証」の返却
  • 高齢者医療・福祉関連の給付停止や未支給年金の申請

役所の「戸籍・年金窓口」に行くと、まとめて案内してもらえることが多いので、「亡くなった家族の手続きをしたい」と伝えれば大丈夫です。

相続人確認のための戸籍取得

相続人を確認するために「被相続人(亡くなった方)の出生から死亡までの戸籍」と、「相続人全員の戸籍」をそろえる必要があります。

  • 被相続人の「出生から死亡までの戸籍謄本」
  • 相続人全員の戸籍

役所でまとめて請求できる場合もあるので、窓口で相談してみましょう。

焦らず、順番に進めれば大丈夫

相続手続きには期限のあるものもありますが、「すぐに全部やらなきゃ」と思う必要はありません。

最初の1〜2週間でやるべきことは「役所の手続き」と「相続の全体把握」です。

そのあとは、落ち着いてから財産調査や遺産分割に進めば大丈夫。

順番に整理していけば、自然と道筋が見えてきます。

相続の手続きに迷ったら専門家に相談を

相続の流れを知っていても、実際にやってみると「この書類で合っているの?」「税金のことも関係あるの?」と迷うことが多いものです。

そんなときは、一人で抱え込まず専門家(税理士や司法書士など)に相談するのが安心です。

「税理士法人オーケーパートナー」では、初めて相続を迎える方にもわかりやすくサポートしています。

「まず何をすればいいのか」を一緒に整理しましょう。

‐監修者‐
大久保 俊治

税理士法人オーケーパートナー 税理士
税理士経験20年以上。
「かゆいところに手が届く」、お客様にとってそんな心地よい存在を目指します。

(本記事は税理士の監修のもと、相続初心者にもわかりやすく内容をまとめています)

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